管楽器も使えるの？
管楽器って、凄い音ですよね。シアタールームで吹いてもらいましたが、
歯が立ちませんでした。
昼間に吹いてもらいましたが、音が外に漏れました。ビックリです。
例えば、道を歩いていると、ピアノの練習音が聞こえますよね。
昼間、聞こえる分にはいいですが、夜はうるさく感じる事もあるでしょう。
依頼されたお家のご主人がアルトサックスを持っているのですが、練習が練習会場でしかできないこと。
自宅で、それも仕事を終えてから練習したいのが要望でした。
もう、「ひとけのない、田舎しかないじゃないか？」っていうところまで話はいきましたが
結局、廻りに人家がありますが、そんなところに家を構えた事例です。
家の間取りを描く前に
まずは、場所の選定から
ご夫婦揃って、音楽一家です。いま アマチュアで活動します。
ご主人はアルトサックスに、ピアノ。奥様はコントラバス。地方の演奏会に出ています。
演奏会前には、というより、日々 楽器を触ってないと駄目だそうです。
そのくらいしないと感覚が怠けてしまうそうです。
ということで、家をつくるにあたり、場所選びからです。田舎は駄目、通勤も30分圏内が条件です。
ここから、お付き合いが始まります。
土地のアドバイス、風水的なちょっとしたポイントが大事です。
お客様には、一生に一度の買い物。
廻りの日の入り方とか、風の抜けた方、
はたまた、将来廻りにどんな建物が建ちそうかまでみて、土地を一緒に選んでいきます。
大事です。
次に間取りはどうする？
親しい音楽仲間に話を聞きに同伴してみる
今回は、これが大きかったですね。いい点と、改良点が聞けたのが、良かったです。
それと、家の構造です。
わたしの所では、２x４住宅（枠組壁工法）を推奨しています。
２x４住宅は、密閉型ですから、音が漏れにくいということが解りました。
最大は、やっぱり間取り。
この家の最大ポイントは、音楽室の位置です。
リビングよりもどの部屋よりも、見せ場は音楽室です。
この家の顔に決定です。
えっ、家の顔ってなに？
それこそが、デザインだと思うんです。
特徴ある家には、何かしらの変化が、あると感じてます。
オーナーが、人に自慢げに紹介したい部屋、場所、何かしらあると思います。
それがあれば、もう大丈夫です。
風水も何も要りません。自分の望みが、叶っていますから。
その家は、輝いています。
自分で悩んで、人からアドバイス貰って、満足する家をつくって、幸せに暮らしましょう。
建てた後の感想
今回の音楽室のある部屋は、やりがいがありました。
ご主人も、家に帰ってから練習しているそうです。
外に出ても、気にならない程度（多少聞こえる）、他の家の中では聞こえないそうです。
わたしもそれを聞いて安心でした。ある意味勉強になりました。
こんな風に、知恵を出し合って、納得いくものを作り上げると、お互い気持ちいいです。
そこに外観のこだわりはなく、いかにお客様が満足してもらえるかがポイントです。
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